なぜ学校の先生は説明が下手なのかがわかる4つの理由

先生と生徒たち

どうも、こんにちはMr.Rです。

この前は記憶についてお話しましたね。

短期記憶と長期記憶の違い!記憶を効率よく脳に焼き付けろ〜チャンク化編〜

短期記憶と長期記憶の違い!記憶を効率よく脳に焼き付けろ〜チャンク化編〜

投稿:2016.07.05 | 最終更新:2016.07.05

  どうもこんにちは。Mr.Rです。 依然にこういう記事を書きましたね。 記憶には忘却曲線があります。時間が立てば立つほど記憶は忘れられていくというも…

ですが、記憶するもなにもそもそも理解ができないと話になりません。

それなのに、理解を手助けしてくれるはずの先生の説明が下手で、余計理解できなくなる……

そういう場面って、勉強する上で必ずありますよね?

では、なぜ先生は説明がヘタなのでしょうか?

今日は先生の説明がヘタな4つの理由を説明するとともに、先生が改善するためにできることを語っていきます。

 

 

かなり根本的な問題に触れていくので、ぜひ熱意ある教師の方にこそ最後まで読んでいただきたいと思います。

 

説明がヘタな理由①先生は忙しすぎる

忙しい人

まず、ハッキリ言って教師の業務はとても忙しいです。

会議は無駄に毎日あります。授業で使うプリントも全部自前です。これだけでも相当な手間ですよね。

他にもテスト期間には必死こいて(時には徹夜で)採点しないといけないですし、普段の小テストの採点はもちろん、問題を作るのも自分の仕事です。

また生徒相手だけじゃなく学校側に提出するための資料も求められます。

さらに、学校行事の会議や準備父兄の対応から宿題チェック。

その上、部活動の顧問になんてなってたら地獄ですね。

それでいて残業代が出ることなんてありません。

 

こんな状況で、一人一人の生徒のことを考えたりする余裕なんて当然でてこないでしょう。

たとえ親であっても仕事がめちゃくちゃ忙しい時は、お子さんへの対応がおろそかになってしまったりしますよね。これが赤の他人である教師ならなおさらです。

 

 

そんなただでさえクソ忙しい中、いかにうまく説明するか?いかに生徒に寄りそって授業をするか?なんて考える時間は皆無ですし、その気力すら残っていないでしょう

だから説明が下手だと思われる授業をしても仕方ないのです。

むしろ、自分の頑張りの割に、だらけている生徒の態度をみて怒りすら沸いてくるかもしれません。

「俺はこんだけやってるんだから、おまえ等が学ぶ態度示せよ」と。

実際に僕が行っていた高校にもそういう態度の教師がたくさんいました。

教師の説明がヘタだからみんな寝ているのに、それをキレて起こそうと躍起になっているさまは滑稽でしたね。

 

 

もちろん面と向かって教師に文句を言う生徒はあまりいません。

だから影で、しゃべる前に「あのぅ」とつける癖をモノマネされたり、一回の授業で何回「あのぅ」って言ったかをカウントされたりするだけです(そうでもしないと退屈すぎて聞いてられないですから)。

 

 

とはいえ、もちろん教師にだってプライベートもあります。

これ以上やることを増やすなんて考えると頭痛の種でしかありません。

 

実際、休憩せずにずっと働けるような人なんていませんよね。ロボットでもないかぎりムリです。

 

だから教師が自分の説明能力を改善・向上する機会というのはなかなかやって来ないのです。というか、影でバカにされるだけなので自分の説明がヘタだと気づきすらしないのが現実です。

 

 

説明がヘタな理由②先生が優秀すぎて生徒に合わせた説明ができない

傍人間の先生

先生が優秀すぎる。

これは別に先生を褒める言葉ではありません。

先生が生徒に比べて優秀なので、生徒に合わせた説明ができないということです。

なので結果的に説明がヘタに感じてしまうわけですね。

「優秀なんだから説明もわかりやすくできるんじゃない?」

と思うかもしれませんが、優秀ゆえに分からない人の気持ちがわからないのです

 

たとえば大学の授業。

「学びたければ学べ」

みたいな開きなおったスタンスで授業をしていますよね。

だからほとんどの生徒はついていくことができません。どこの大学でも大半の生徒は寝ているかスマホでゲームしているかのどちらかです。

 

 

高校では進学校が特にそうですね。

「おまえらどうせ優秀だからこんな説明でもわかるだろ」

と下手な説明をされるわけです。

「なんで、先生ってそんなに上から目線なの?」

とはらわたが煮えくりかえっている人もいるかもしれません。

もちろん、先生も悪気があるわけじゃありませんよ。ただただ「これくらいの説明で分かるだろう」と本気で思っているだけなのです。

 

 

しかし、そんな雑な説明では、たとえ優秀な生徒であってもまず理解できません。

 

 

だからもし今この記事を読んでいるあなたが先生なのであれば、

「相手は小学生だ」

という意識で、くどいぐらいにわかりやすく、説明してください。

「生徒が小学生みたいにレベルが低いわけないだろ、仮にも進学校だぞ!」

と思われるかもしれませんが、これはあくまでも気持ちの問題です。

「相手は小学生だ」くらいの気持ちでやる方が、レベルの高い生徒にとっても理解しやすいはずです。これが進学校でないならなおさらですよね。

難しいことを理解できる人だって、簡単に分かりやすく説明してくれた方が理解しやすいのは当然ですよね?

であれば、あなたも分かりやすく小学生でも理解できるように説明する努力をしてください。

 

 

説明がヘタな理由③フィードバックが機能しない

グラフ

先ほど先生は多忙すぎるということと、そもそも自分の説明がヘタなことに気づいていないということをお話をしました。

だから、そもそも改善する気にもならないし、改善しようとする意識すらないのです。

そして、さらに学校の教師を「無能」たらしめる原因がもう1つあります。それは、

授業内容のフィードバックが無いことです。

理解できない授業をしても、「悪い」と誰も評価しなければ、改善しないのは当たり前ですよね。だって、そもそも気づくことができないのですから。

 

学校教育には教師の質をフィードバックする機能がない

プレゼン女性

学校教育には教師の質をフィードバックする機能が現実として皆無です。

例えば僕の行ってた高校はそこそこの進学校なのですが、

「この授業は良かったか」
・大変よい
・よい
・普通
・悪い
・とても悪い

このような授業評価アンケートがありました。

この、アンケートがいかに無意味でバカげているかあなたにわかりますか?

まず、こういったアンケートは、項目が具体的ではないので悪いがたくさんついたとしても

「どこがどう悪いかわからない」

つまり、改善のしようがないんですね。

 

生徒だってバカじゃありませんからこんなアンケートに意味がないことはわかってます。

だから適当に4か5をつけてしまう。

1なんかつけて先生に目をつけられたくないですからね。

「匿名にすればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、匿名だろうとなんだろうと答えたところで何の意味もないアンケートに真剣に答える生徒は稀です。

なぜなら、そんなものに時間を割いているくらいだったらスマホでゲームしてるほうが彼らにとってはよっぽど有意義だからです。

こんな無駄なアンケートが進学校で実際にまかり通ってるので本当に呆れます。

 

他にはご意見箱。

僕が学生の頃、期末テスト前に学校のご意見箱に投稿しました。

「英語の先生、物理の先生の教え方が下手だ」と

そう書いて提出したのです。

もちろん漠然と下手だと書いたワケではありません。

いかに先生が下手くそなのかを、誰が見てもハッキリとわかる形で、論理的に書いたつもりです。

(自分で言うのもアレですが、そもそもこんなことをしてくれる生徒は稀です)

そして、夏休み前の全校集会で、校長がそれを読み上げました。

 

 

「まあ、テスト前ということもあって、生徒の気もたってたんでしょう」

 

 

 

は?

 

 

まあ、テスト前ということもあって、生徒の気もたってたんでしょう!?

 

なんのためのご意見箱だと心の底からガッカリしたのを今でも覚えています。

こんな有様なので、学校には

「自浄作用」というものがないんです。

何の生産性もない無駄な授業。

それをただただ垂れ流す教師に、真面目に聞く気がない生徒・・・

対応して改善する人間が、機関が、仕組みが、なにもないのです。

もちろん、全て教師が悪いと言っているのではなく、学校という環境も原因の1つです。

こういった環境が教師の教えるスキルを低下させているのも事実ですから。

 

効果的なアンケートの作り方を知れば、説明がヘタな先生は減る

上向き棒人間

逆に言えば、きちんとしたフィードバック機能を作ることができれば説明がヘタな教師は減っていきます。

なぜなら多くの場合、教師というのは自分の教えるスキルがどのくらいかということを客観的に把握する機会がないからです。

逆に「お前はヘタだ!」と現実をつきつけられれば嫌でも改善しようという気になるでしょう(それでも改善する気にならない教師はもういっそ免許を剥奪したほうがいいと思います)

 

では、どうすればいいのか?

本当に熱意のある教師であれば自分でアンケート用紙を自作するべきです。いつまでも学校に頼っていたって何も現実は変わりませんから。

もちろん匿名でできるようにします。ワードが苦手なら手書きでも大丈夫です。

「授業がよかったか」なんてバカな質問を答えさせてはいけませんよ。

科目によって多少内容は変えた方が良いでしょうが、基本的な項目はこのように作ると良いでしょう。

 

「授業のペースは問題ないか?」

早すぎる
ちょっと早い
適切
少し遅い
遅すぎる

「先生に質問がしやすい環境か?」

とてもしやすい
ある程度しやすい
普通
しにくい
とてもしにくい

「先生の喋り方はわかりやすいか?」

とてもわかりやすい
わかりやすい
普通
わかりにくい
とてもわかりにくい

「先生の黒板に書いてる内容は役に立つか」

とても役に立つ
役に立つ
普通
役に立たない
無駄

といったように、具体的な問題をあぶり出すような質問をしてください。

 

そしてできれば、集計が大変なのは分かりますが、記述式のアンケートにするのが本来はベストです。

でなければ、本当の問題点というのは見えてきませんから。

さっきも言ったように選択式だと適当に書く人も多いからです。

また、日本人の特徴として1か2を選択する人より3以上を選択する人が多いのでなおさら注意が必要です。

見た目の満足度よりも実際の満足度は低いなんてことは多々あります。

これは飲食店などでは良くあることで、彼らはいかに真のお客さんの声を拾い上げるか四苦八苦しています。まあ、今回はその手法の一部を拝借してきているのですが・・・

 

その他、教室にご意見箱をおいてもいいでしょう。

授業のこと以外に、意外な生徒の悩みがきけるかもしれません。

常に生徒の目線を知る。生徒のことを理解する。

まずは自分が生徒のことを理解しようとしないと、生徒もあなたの言っていることを理解しようとしません。

 

なぜこのアンケートが必要なのか?

疑問のある顔の女の子

「なんでこんなアンケートしなきゃいけないの?」

って思って答えるのと

「このアンケートで、自分たちの学業の質がより高くなるんだな」

って思って答えるのって全然違いますよね?

なので、アンケートをするからには、先生側がまずなぜそれをするのか理解し、意味のあるアンケートを作る必要があります。

そして、生徒にもなぜ答える必要があるのか?上辺だけじゃなくてちゃんと理解させる必要があります。

そもそも、多くの教師は「なぜそれをやる必要があるのか?」を説明するのがヘタです。いつも「これやってね」と宿題を出すことに慣れてしまっているからでしょうね。

「なぜ勉強しないといけないの?」

だから悲しいことに、この誰もが抱く質問にすら答えられる先生は一握りなのです。

 

もちろん実際に学校で運用するには色々なテストや実験が必要だと思うので難しいとは思いますが、必要な仕組みであることは納得いただけたでしょう。

企業ではフィードバックの仕組みは必ずありますからね。そうしないと倒産するからです。さっきも言ったように飲食店などではフィードバックが命です。

学校だって税金が出ない私立であれば教師の質というのは死活問題ですよ。

 

 

説明がヘタな理由④教育がテンプレ化されている

指導を受ける女性

毎年、教科書は同じようなものが使われています。

教育委員会が認めているものでないと使えません。

特に公立はその傾向が強いです。

そりゃ授業を工夫するのも無理だと。

だから同じ教え方になってしまうのも仕方ないですね。

それがどんなにヘタな教え方であっても

「みんなこんなふうにやっているし・・・」
「先輩方はこうやって教えてたし・・・」
「指導要領に沿って教えてるし・・・」と

まさか自分の教え方が間違っているなんて気づかないのです。

 

さらにフィードバックがない状態が重なっているのでなおさらです。

同じようなことしか教えられない学校。

教える手順から説明の仕方まで何もかもそのまま。

教え方が下手でもうまくても問題にされない教師。

ひどい有様ですよね。

 

 

先生だって人間だから楽したい!

バカンスの女性

そして、先生は自分が一番楽なパターンでやります。

とはいっても、さすがにバカンスをしながら授業に臨む先生はいませんが。

問題だらけの教え方を来年度にそのまま持ち込み繰り返すのです。

「俺は悪い教育はしてない!」と思う人もいるかもしれません。

「先生の教え方上手です!」って言ってくれる人もいるでしょう。

でも、客観的な意見を確認したことはありますか?

もし、30人に教えて、教え方が上手いと思った生徒が1人しかいなかったら……

それは教え方が上手いとは言えませんよね。

 

「でも、教え方が上手いかなんて生徒全員に聞いてられないし」って思うなら、それこそフィードバックができない環境だからそうなるんです。

それで改善されないままの教え方で毎年毎年、繰り返す。

そしてその結果、勉強のできない子どもたちがそのまま大人になっていく・・・

教育をおろそかにしたら、日本滅びますよ?

これは大げさでもなんでもなく毎年毎年、勉強もできない大人が増え続ければ日本がどうなるかなんて言うまでもないでしょう。

といいますか、そのような大人がモンスターペアレントとなって教師本人を苦しめる結果になるんですけどね(ある意味、因果応報ですが)

 

 

まとめ

この記事では教師の説明がヘタになる4つの原因を説明しました。

  1. 先生は多忙過ぎて説明が下手とかそんな場合じゃない
  2. 先生の頭がよすぎて生徒に合わせた説明ができない
  3. 説明が下手であることにフィードバックが機能しない
  4. 教育がテンプレ化されているとどうしても説明が下手になる

この記事を読んで、そりゃ説明にも下手になるのもしょうがない……と思った方も多いと思います。

ですが、現状を把握することが問題を解決する第一歩です。

それを改善するためには、先生一人一人に個人的な努力が必要なのですが、まず最初にやるべきはきちんとしたフィードバックを得ることと、小学生でも分かる説明を心がけるということ。

この2つです。

小学生でも理解できるような説明については改めて解説はいらないでしょうが、フィードバックを得るにはアンケートが手っ取り早いです。

もしあなたが教師なのであれば、ぜひ今からでもアンケート(記述式)を取り入れてみてはいかがでしょう?

現実を直視するということはツライものもありますが、生徒のためを思うならぜひやってくださいね。

 

それではまた。

今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

Mr.R

 

2 件のコメント

  • こんばんは!
    私も30代で東大を目指してる受験生です。
    記事を読むと為になったり、勉強のモチベーションが上がったりと楽しく読ませて頂いてます。

    来年受験会場で一緒に試験を受けれるように頑張りましょう!

    • ありがとうございます^^

      まさか僕以外にも30代を過ぎて
      東大受験を志す方がいてビックリです笑

      なかなか記事の更新はできてませんが
      そう言ってもらえるとすごく励みになります。

      共に試験受けられるよう頑張っていきましょうね!

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