とこないだR先生から指令があった
ゴロゴ、ゴルゴ13のパクリか笑
俺が現役受験生の頃、国語といえば
出口先生か荻野先生のマドンナ古文と
相場が決まっていたのだが
諸行無常とはまさにこのことだなあと
心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば
あやしうこそものぐるほしけれ(゚∀゚)
上の文、引用元は何なのか
受験生ならわかるはず( ̄▽ ̄)
これは受験に限った話じゃああないが
先生の言うことに対して
躊躇したり、従わないと合格が遠のくので
ここは素直に従うべき!
これが社会で生き残る秘訣だぞ♡
ということで早速本屋にいって買い占めてきた
まず最初に寝る前 古文単語をいくつくらい
覚えていったらよい?
(;゚Д゚)何を言ってるんだコイツは?
そりゃあ東大行くような奴なら出来るかもしれないが
凡人に合わせた覚え方というものがあるだろうが!
「こんなこともできないんですか?だから負け犬なんですよ苦笑」
とでも言って俺を馬鹿にするつもりか!!
と言いたくなる気持ちを押さえて冷静に聞いてみよう
マジか(*´Д`)
ひでえ((;゚Д゚)
ぶった斬りやがったよコイツ!
記憶術の基本は忘却にあり
あなたは忘却曲線というものをご存知ですか?
もう有名すぎる曲線な上に
僕もいたるところで話しているので
正直話すのは面倒なのですが(苦笑)
大事な概念なのでしっかり抑えておきましょう。
忘却曲線ってのはこういうやつ。
要するに、人間は時間が立てば立つほど忘れるということです。
まあ、脳の海馬の働きだったりするわけですが
当たり前の話ではありますよね。
んで、その忘却の度合いは復習した回数によって
かなり軽減されていくという意味も
この曲線から読み取ることができます。
つまり、復習すればするほど人間は忘れにくくなる、ということですね。
短期記憶が長期記憶に変わる瞬間ってやつです。
世の中にはあらゆる暗記術や記憶術がありますが、
そのほとんどはこの曲線や考え方がベースになっています。
ということは逆に言えば、
繰り返し学習さえしていれば
記憶術の半分以上は実践したも同然なのです。
この基本概念を頭に入れてもらったところで
じゃあ、具体的に単語であれば
どうやって覚えていけばいいのか?
解説していきましょう。
一気に覚える⇒繰り返す
さきほども説明したように
人間の脳は忘れるという仕組みを持っていて
日数が立てば立つほどそれは激しくなります。
なので、仮に「500個の単語を覚えないといけない」
となったときにですよ。
もし1日10個ずつ完璧に覚えていくんだ!
みたいな発想で勉強していたらどうなるでしょうか?
ええ、最初はいいと思うんです。
10,20,30,40,50・・・
この辺くらいまでなら
なんとか覚えることができるでしょう。
それこそ、
- 目で見て
- 声に出し
- 紙に書いて
- なんだったら赤シートで消せるようにしたり
- 単語カードを作ったり
というやり方であれば
50個くらいは完璧に覚えられると思います。
実際に、声を出したり紙に書いたりなどの
五感に働きかけることで記憶力は増しますから。
しかし、その先の60,70・・・100個と
覚えていった時にどうなるか?
確実に最初の10個はけっこうな割合で忘れてしまいます。
じゃあ、また最初のほうも勉強しないといけないわけですね。
ここまでで最低10日はかかります。
しかも、完璧に覚えようとすればするほど
1日あたりの単語を覚えるのにかかる時間も
倍々ゲームで増えていってしまいます。
もちろん、それが悪いわけではないのですが
決して効率がいいとは言えないですよね。
学校の小テスト対策のために
英単語を100個覚えないといけない!
という状況だったらまだいいんですよ。
しかし、これが500個、1000個、2000個となったときに
果たして同じようにやっていいものかどうか・・・
1日10個ずつ完璧に覚えていく。
すると1000個覚えるのには100日かかりますよね。
およそ3ヵ月ちょっとです。
あなたは3ヵ月前に暗記した単語を
どの程度覚えている自信がありますか?
僕には全く自信がありません。
先ほどの忘却曲線に照らしてみたら
覚えている内容はどんなに良くても10%以下ですよ。
そしたらまた最初からやっていくんですか?
1000個覚え直すのにまた3ヶ月ですよ。
んなことやってたら試験に落ちてしまいます。
受験であろうと資格試験であろうと何であろうと
このやり方が長期的に見てマズイのは分かりますよね。
では、どうすればいいのか?
それが冒頭のやり取りで出てきたやり方です。
つまり、100個覚えたいのであれば一気に100個覚えるんですよ。
もちろん、完璧に100個の単語を
一瞬で覚えることなんてできません。
そんな裏技があったら僕も知りたいくらいです。
そもそも完璧にやろうとするのが間違いです。
地獄の脳トレ100門計算の果てにという記事でもありましたが
完璧主義は破滅を招きます。
だから、完璧でなくてもいいから
とりあえず100個の単語に目を通す。
これで1日目は終了です。
では、2日目はどうするのか?
2日目も目を通すだけでもいいですが
これだと覚えられる単語は少ないので
できれば紙に書いたり声に出したりするようにしましょう。
次に3日目、4日目。
今度は単語帳の「意味」の部分を隠します。
自分でクイズ形式にするというのも
効率的に記憶するためのコツです。
3日目には答えられなかったものが
4日目にはけっこう答えられるようになっているでしょう。
そして5日目からはバッチリ覚えたと思える単語には
印をつけて消していきます。
そうすることで
まだ覚えられていないあなたにとって重要な単語だけが残りますよね。
あとは6日目でさらに覚えられていない単語を絞り込んで
7日目の最後まで残った単語は
間違いノートを絶対に作ったほうがいいたった1つの理由
で書いたような間違いノートみたいなものに付けていくか
100均に行って真っ白な単語カードに
それらの単語を書き込んでいくか
紙に書き出してトイレにでも貼っておきましょう。
この方法であれば2000個の単語を覚えるのにも
2000÷100×7=140日しかかかりません。
しかも、
短期記憶ではなく長期記憶として保存されやすい
というところがポイントです。
これも忘却曲線で説明がつきますよね。
1回しか目を通していないものは
1日後には半分以上忘れてしまいますが、
4回くらい目を通したものは
1日たっても20%くらいしか忘れません。
しかも、その回数が増えれば増えるほど
忘却する割合は減っていきます。
また、脳科学的に見ても、
人間は繰り返し見たものは
「大事なものだ」と認識するので
忘れにくくなるんですね。
逆に1度しか見たことがないものは
脳が「大事なもの」と判断しづらいために
すぐに忘れてしまうのです。
だから、大事なことは繰り返すこと。
これに尽きますし、
記憶術の基本は繰り返しにあります。
地味ですけどね^^;
ただ、繰り返さなければならないことが分かっているからこそ
まとめて一気にやっていかないと
とうてい試験には間に合わないことが分かるわけです。
これは何も単語の暗記に限ったことではありませんよ。
全ての分野、全ての業種に通用することです。
というわけで、ぜひ繰り返し学習を
心がけてみてください。
それでは今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。
Mr.R
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