始まりはいつも突然に 「中山 東大うけるってよ」

東大合格

 

「中山、東大受けろよ!」

 

 ( ゜Д゜)はあ?.。oO(何言ってんだコイツ?)

 

始まりはいつも突然にやって来る
そう、あれは2015年12月末日のことだった


まさかこの一言がきっかけとなり
まさかこの歳で東大に行くことになろうとは


自己紹介が遅れたが
俺の名前は中山将兵


今でこそこうやって
仕事をしながらブログを書くくらいの
生活はできるようになったけれども


28歳まで童貞
仕事は無職、貯金どころか負債まみれと
いう負け犬人生を歩み続けて幾星霜


そんな俺の負け犬人生は大学受験がきっかけだった


俺の両親は京都大学卒という
インテリの中のインテリ


個人的には1億円払ってでも買い取りたいくらいの
輝かしい実績を学歴でも仕事でも残している


ほかにも親戚や親の友達は
やれ医者やの帝大卒やのなんやのと
とにかく優秀な人が多い


そんな人たちに囲まれて過ごしたせいか
幼心に京大というものは普通なのかと思っていたが

しだいに京大に行くことは
とんでもなくスゴいことだということに
気づき出す

しかし根っから勉強が大嫌いなうえ
高校3年間さっぱりしなかったので
大学を受ける理由なんて特にない笑


とはいっても就職する度胸もなく
受験シーズンが来る頃には


「俺の自己顕示欲を満たしたい」
という理由のみで少しでも偏差値の高い大学を
選んでいた

その中でも京大は憧れ中の憧れだけど
そこに行くだけの努力もせず

「俺には無理!」と
勝手にタカをくくってしまい
目標にも掲げることすらしなかった

そのくせきっと俺がその気になれば
京大とまではいかないまでも
他の帝大レベルなら楽勝だろ( ̄▽ ̄)


とわけのわからない自信があったが



現実と受験は厳しいもので
勉強しない奴は当たり前だが受からない


なので親の金にも関わらず浪人するも
机に座って勉強する習慣がさっぱりついてないので
よく授業やテストをサボっては繁華街にくりだす日々


今思えば「それは誰のカネなんだ?」
と当時の俺を捕まえて100000000回くらい
ローキックしてやりたい気分だが、



1浪してもさっぱり偏差値が上がらず
流石に ヤバイぞこれは(´д゚`ll)と思った俺は


人が変わったかのように
毎日12~15時間ほど勉強を始め出す


しかし偏差値30から
5教科全科目を勉強するのは
もう無理だ!



そりゃあ京都大学とかに行けたら
どんだけ素敵でカッコイイかと思うけれども


俺の偏差値は30台
かたや京大は70オーバーと
もはや別次元の世界である


しかも偏差値30台から5教科全科目を
国立2次レベルまで引き上げるなんて
もはやそれは神の所業だOrz

仕方ない!国立は諦めて3教科の私大に絞ろう

じゃあ自分のプライドを保つために
せめて京大レベルの滑り止めくらいはと
私大の最高峰、早稲田大学を受験するも

 

 

結果は
見事に
惨敗Orz

 

 

結果不本意の極みながらも
地元の地方私大に行かざるを得なくなってしまった

 

親は昔
俺を医者にしたかったらしいけど
何百万も出させた挙句


理系の最高峰「医学部」から最も遠い
私大文系にしかいけないなんて


この時から今の今に当たるまでどうしようもない
学歴コンプレックスが俺の肩にのしかかる


話の流れで大学名を言うのが嫌だ
履歴書に大学名を書くのが苦痛で仕方ない!

そしてなにより自分より偏差値が
1ミクロンでもいい大学に言ってる奴が
羨ましくて仕方ない


早稲田、慶応、旧帝大レベル
しかし極めつけは京都大学!
この辺の大学名を聞くと


へつらいながらもイライラしている俺が居る


なのでいつも
「やっぱ○○大はちがうわなあ」とか


自分よりいい大学出身者のミスを見つけては
鬼の首を取ったかのように


「へェ~○○大でもミスをするんだ( ̄∀ ̄)」
と不愉快きまわりない笑みを浮かべることしか
できない始末




…、まあ努力不足と言われたら
それまでだけれど



受験に失敗した当時の僕はプライドも自信も
ズタボロにされた状態で、大学生活を送る羽目になる

ヘタレなくせにプライドと自己顕示欲だけは
いっちょまえだった大学生時代

そんな俺も大学時代に恋をする

お相手は1年生の頃
同じ学部の娘(以下Tさん)

俺とTさんは
地元と学部が同じ以外
ほとんど接点がない

おれの大学は規模がでかかったので
前期のオリエンテーションが過ぎると
学部が同じなんて共通点はほとんど意味を成さなくなる

しかもTさんは実家暮らし、僕は下宿をしていた上に
口説き落とす技術なんてゼロだからさらに距離は離れていく

携帯の番号を替えたとき連絡がなかった時点で
完全に脈なしであるにも関わらず

「これは何かの間違いに違いない」
と偶然大学で出会ったときに電話番号を教えてもらう始末


でも根がヘタレだったので
肝心のアプローチができない


そこで俺は地元から同じ大学に来ていた
当時の親友(以下U)に事情を話し
俺とTさんの間を取り持つスパイとして送り込み

俺と2人してTさんが所属する
何の興味もないサークルに入り接近を試みる

もちろん好意はバレバレ
しかしTさんは連距離恋愛の彼氏とは
彼氏の浮気が原因ですでに別れていたのだ!


サークルも一緒になったことで
Uを介して3人でいろんな話をしては


「彼女がいるのに浮気なんてする奴は
鬼畜にも劣るゴミクズ野郎だ!」

と当時の俺は勝手に感極まりはじめては

お互いの距離感も向こうの事情もわきまえず
当時の僕の得意技。やぶれかぶれの告白を試みるも

箸にも棒にも引っかからない
もちろん気持ちいいほどの惨敗だった

ここまでは甘酸っぱい青春
思い出の一ページで済むはずだったけれども
 本当の地獄はここから始まる

ミイラ取りがミイラになった!

早い話が俺とTさんの間を取り持つはずである
UがTさんに好意を持ち始めたのだ!

しかも俺が振られたあとに
その上Tさんもまんざらではなさそうだ
(*´Д`)


「俺はUに裏切られた」
もう何が起こったのかわけがわからない


しかもその直後にサークルの沖縄合宿や
学祭イベントなどリア充満載なイベントが目白押し


「もう誰も信じられない」
とおかげさまで当時ストレスとショックのあまり
不眠症になってしまう

もちろん沖縄なんか行きたいはずもないだろう
「でもここで俺が行かないと変な話が広まってしまう」
と自分のメンツが傷つくのを恐れた俺は


ボロボロの身と体に鞭打って行きたくもない沖縄に旅立ってしまう
(´-`).。oO(沖縄の空にも海にも負けないくらい俺の顔も真っ青だったなあ)

 

何とか合宿では表面上だけでも
つくろうつもりではあったけれども
まだまだ地獄の1丁目

俺が寝たと思ったのか布団で横になっていると
合宿や修学旅行の恒例行事「ひそひそ話」が始まりだす


部員A

「おい、どうやら中山の奴T目当てでこのサークルに入ったらしいぞ」

部員B

「マジか!最低だなこいつ苦笑 でもこいつTに振られてるんだろ笑」


「バレてやがる((;゚Д゚)」

当時しっかり不眠症だった俺は
寝たふりしてこの話を一部始終聞いていた


「マジでどうしよう!
もうTにも振られたしこんなところに用はない
さっさと帰りてえ」

と思いながら起きることもできず
悶々とした夜を布団の中で過ごすハメにOrz


その次の日からサークルのみんなの態度が急変し
いい年こいてハブられる

そんな中
合宿中UとTの乳繰り合う姿も目の当たりに
するおまけまで

もうこの時点で
さっさと仮病を使ってでも
サークルをやめるべきだった


この時点で罪、もとい詰み!



もうやめときゃいいのに
学祭のイベントで名誉挽回しようと


だれもやろうとしなかった
サークルの広報部長に立候補したのは
いいけれど

何をどうしていいかさっぱり分からず
ロクに部長に報連相もしないうちに
俺は途中で仕事を投げ出してしまう

サークルのみんなが何日にも徹夜して
学校から援助金までもらった大切な企画が

俺が無能だったため
ろくに学内に広めることができず
企画は大きな被害を被るハメに

外部からゲスト講師までよんでいるのに
これではゲストも顔が立たない


それに引き換えUは小賢しい上に口が達者だったので
見事部員を統括し部員の信頼と人望をドンドン引き寄せる
もちろんTさんの気持ちもどんどんUにひきよせられる笑

結果Uや
ほかのサークル部員の頑張りのおかげで
企画は無事成功!


しかし俺はサークルの全員に
「もっと広報がしっかりしていれば」と
広報部長としての責任の是非を問わつづけOrz


とまあこのように


好きな人には見向きもされず
心から信じていた友人には裏切られ
周囲には下心と無能っぷりを露呈した俺は

それ以降サークルに顔を出すことは
なくなってしまった

結局TさんはUと乳繰り合いつつ
くっつきそうになりながらも夏休みになると
地元に帰省した元カレと出会っては

焼けぼっくいに火が付いたのか

羽目を外して元カレとUを取っかえ引っかえしては
二人に罪悪感を覚えながらもハメハメしていたらしい。

Uに至っては
その事実をTさんに知らされた後
Tさんに泣きつかれるも

「泣きたいのはこっちだわ」と
Tさんを想って今はどこでナニをしているか

あんなに大好きだったのに
しかもあんだけ信じていたUにまで
裏切られてしまうなんて

今となってはいいネタだけども
当時の俺にとっては致命傷!

大学受験にも失敗し
4年間想い続けた人には見向きもされず

心の底から信じていた親友には裏切られて
俺の大学時代は終わりを迎える

その後も俺は
心の底から自分の無能っぷりに
向き合おうともせず

全ての問題を
周りや社会のせいにしてしまい

「もうこれ以上は1ミクロンたりとも傷つきたくない」
その後10年間はチャレンジすることをやめてしまう



そんな自分のいたらなさを人にぶつけるしか
できない奴が世の中に出て通用する訳もなく


先程も書いたように28歳まで童貞
仕事は無職、貯金どころか負債まみれと
いう負け犬人生を余儀なくされる



そんな俺だが紆余曲折を経すぎて
無事仕事にもありつけてこうやってブログを
かけるくらいにはなったのだけれど



何故か横で東大受験を俺に進める奴がいる
ヽノヽ⌒*(゚∀。)*⌒ ノヽノヒャッハーwwwww


そいつの名前は
まあ諸事情により
Rとでもしておこう笑


Rは塾にも予備校にもいかず
自力で東大に合格しただけにとどまらず


勉強以外にも仕事も恋愛も順調という


こいつの経歴も一億円払ってでも
買い取ってしまいたいような



もとい
とても尊敬できる友人の一人
とでもいっておこう笑


なんでそんなRと俺が知り合ったのかは
説明しだすと本が一冊できるので
この場では割愛するけれど

何故か今日に限って
Rが俺に東大受験を進めてきやがる


なんだ貴様は!東大生の分際で
偏差値30を舐めるなよ!


と必死にどれだけ俺が勉強が嫌いな上
苦手だったかを力説するのだが


Rも一向に引き下がらない


「受けてみろ」


「馬鹿言ってんじゃないよ」


というような押し問答が続くこと8時間


「じゃあどれくらいの問題なら解けますか?」


「そうだな、数学は
毎回二次関数から勉強しては頓挫するので
なんとなくおぼえているような気が」


「じゃあ早速解いてみましょう」


問題
Y=-  x2+4x+C(-1≦X≦3)
の最小値が3であるとき最大値を求めよ


お、これならいけるんじゃあないか
ていうか東大の問題なんでこれの1000000000兆倍
難しい問題しか出ないだろうし腕試しに解いてみるか



...、

最初の問題
解けないOrz


なんかこの問題解の公式とかいうのを
使わないといけないんじゃあないの


俺「解の公式てわいイコールなんだっけ?


R「考えてみてください」


俺「わからんから聞いている!ていうか忘れた!」


R「…、はい」




おお!そうだそれそれ!



みたいにすぐに投げ出すはずのこの俺なのだが
焼けぼっくいに火が付いたのかこの日は久しぶりに粘り出す


Rの助けを借りて3時間後



や、やっととけたお(*´Д`)
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「こんな問題に3時間もかかるなんて苦笑
やっぱあんたには1000年かけても東大は無理っすね」

 

 

 

 

 

と言われるのかと思いきや


 

 

R

「できるじゃあないですか
ていうか東大イケますよ」


だろ( ̄▽ ̄)
だから俺が東大なんて


ッテオイ
マジデスカイ((((;゚Д゚))))



根がとんでもなく単純だからか
東大を卒業したRにそう言われたら
そんな気がしてきたぞ


R「やるならブログ用意して経過記録を公開しましょう」


おお、なんか出来そうな上に
面白そうだ!


うんそうしよう!


R「てかもうSNSで
『中山 東大うけるってよ!』
ってもう公開しときましたから笑」


マジかコイツ((((;゚Д゚))))
もう引き返せないじゃあないか(*´Д`)


そう、始まりはいつも突然にやって来る


なんでRがそこまで東大受験を
俺に進めるのかはよくわからない


だけどRがいうのだから
きっと俺は東大に受かるだけの
何かを持っているに違いないのだ


ということで今日からRを
R先生と拝み倒してもっかい受験をしてみよう
しかもあの東大を



俺が東大に合格できれば
もう学歴コンプレックスに悩まされることはない


受験することすらできなかった京大や
落ちてしまった早稲田など


そうそうたる名門大学の名前を聞いては
勝手にコンプレックスを感じていた俺だけど


東大に合格したら
「黙れ京大!」とか
「ああ、早稲田ね笑」



思い切り心の中で
かつて雲の上の存在だった大学を勝手に見下しながら
ほくそ笑んでやることができるのだ( ̄∀ ̄)


それくらい受験というものは
勝てばこれ以上なく嬉しいものだが
負けた人間の心に傷を残す


そんな受験戦争でかつて惨敗を喫した
元負け犬のおっさんが今になって


しかも日本最高峰の東大に合格し
あの頃の雪辱を果たすために挑み続ける1年間が
今ここから始まった!

『負け犬東大へ行く』